探偵事務所の浮気調査における3つの料金体系

 

パートナーが浮気をしている可能性がある場合、関係修復や別れ婚姻関係にある場合は離婚のどちらを考えるのであっても、探偵事務所や興信所を利用して浮気調査をして、事実を確認する必要があります。浮気調査費用というのは、探偵事務所によって金額が違います。今回は、主に提示される3つの料金体系について、ご紹介したいと思います。

 

■浮気調査量は人件費をベースに計算される

浮気調査は人件費をもとに計算されます

浮気調査の基本は、尾行と張り込みです。相手を見失わないように、探偵だとばれないように、そして決定的な浮気の証拠を掴むためには、長時間の張り込みと尾行が必要になるケースが多いです。また、一人では効率よく調査をすることができないため、多くの場合で2人以上の探偵が一つの浮気調査を行うケースも多いです。そのため、浮気調査において、もっとも費用がかさむのは人件費です。特に、尾行や張り込みは拘束時間が長くなりがちです。

浮気調査を依頼する探偵事務所を探す際には、人件費や必要経費などの金額の内訳をきっちり提示してくれる業者を選ぶようにしましょう。提示されている金額に見合う内容かどうかも確認し、納得感のあるところを選ぶといいでしょう。

多くの探偵事務所では、次の3つの料金体系で報酬を計算して請求してくるケースが多いです。

  • 時間請求タイプ
  • パック料金タイプ
  • 成功報酬タイプ

 

それぞれの請求タイプは、どのような特徴があるのかについて、詳しく解説していきます。

 

■料金がかさむ場合のある時間請求タイプ

時間請求タイプの浮気調査は料金がかさむ場合もある

時間請求タイプは、浮気調査を担当する調査委員1人当たりの人件費を提示して、実際に調査に罹った時間をかけて報酬を請求するタイプです。自分の担当が1時間あたりでどれくらいの報酬が発生するのかが非常にわかりやすく、見積りも依頼も比較的しやすいです。

実際、この料金体系を提示してくる探偵事務所や興信所は非常に多いです。

このタイプの料金体系の場合、浮気調査にかかる時間が長期化すればするほど、浮気調査費用は際限なく上昇していきます。そのため、むやみやたらに調査時間がかからないようにする工夫も必要となってきます。たとえば、パートナーが浮気をする周期や特定の日の目星を付けることができるのであれば、ピンポイントで依頼をすることで、浮気調査費用を安く押されることも不可能ではありません。

また、時間請求タイプで気をつけなければいけないのは、あくまでも人件費に対しての単価であることを理解しておく必要があります。そのため、浮気調査にかかった交通費や必要経費、書類作成費用などが別途請求される可能性があります。そして、探偵事務所によっては、別途基本料金が請求されるケースがあります。契約をする前に、しっかりと見積もりを確認するようにしましょう。

 

■必要な費用がわかりやすいパック料金タイプ

浮気調査に必要な費用がわかりやすいのはパック料金タイプ

3つの料金体系の中で、もっとも費用がわかりやすいのはパック料金タイプです。調査員が浮気調査にかかった時間単位で請求されるのではなく、調査人件費や必要経費、そして調査報告用の書類作成費用を含めて、1件の浮気調査として一律の料金体系で請求するタイプです。浮気調査をする上で、自分はいくら払えばいいのかがわかりますので、他のタイプに比べると、調査に時間を費やしてしまっても追加でお金を払う必要がありません。

また、パック料金タイプの場合、時間請求タイプに比べて1時間当たりの人件費が安くなっている傾向があります。とはいえ、依頼者としては全て込での請求となるので安心感は高いでしょう。

パックタイプ料金は、非常にお得に見えてしまいますが、短期間で調査が終了してしまった場合は、本来ならば支払わなくても良かった費用まで支払う必要が出てくる可能性があります。短期で浮気の証拠を掴む可能性があるならおすすめする方法ではありません。

 

■調査失敗なら費用が安い成功報酬タイプ

浮気調査が失敗したとき費用が安い成功報酬タイプ

最後にご紹介するのが、成功報酬タイプの料金体系です。成功報酬タイプは、着手金をある程度収めておくことで、浮気調査が成功した場合はその間にかかった調査時間に和せて成功報酬を請求する料金体系です。浮気調査が失敗に至った場合、着手金だけで済みますので、リスクをかなり抑えることができます。

浮気調査は、時として失敗することもあります。成功報酬タイプは、そのような場合に依頼者の強い助けとなってくれるでしょう。ただし、浮気調査において、何を「成功」と定義するのかによって、依頼者と探偵側でトラブルが引き起こされるケースがあります。

そのため、成功報酬タイプで失敗しないためには、見積りの段階で細かく定義をしていく必要があります。

 

■見積もりの段階で細かな打ち合わせを

このように、短期間で証拠を掴むことができそうなら「時間請求タイプ」、時間が狩るかもしれない、最初から費用をはっきりしてほしいなら「パック料金タイプ」、そして失敗のリスクに備えるならば「成功報酬タイプ」の探偵事務所を選ぶとよいでしょう。また、どの料金タイプの探偵事務所に依頼をする場合でも、複数の事務所から同じ内容の見積もりをもらって、浮気調査、復縁工作の相場に偏りがないのかを確認していく用意しましょう。